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配偶者短期居住権も創設されました
前回、配偶者の権利を強化するために改正相続法では、配偶者居住権が創設されたというお話をしました。今回は、配偶者居住権と名前が似ている配偶者短期居住権が創設されたというお話です。配偶者短期居住権は、配偶者居住権と名前は似ていますが、異なる権利です。配偶者居住権は、遺贈や遺産分割により設定される、配偶者が亡くなるまでその建物に住んでいることができる権利です。…
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配偶者居住権が新設されました
今回の相続法改正では、「婚姻期間20年以上の配偶者に対する居住用不動産の贈与等について持ち戻しが免除されたと推定される」で説明したように、配偶者に対する居住用不…
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婚姻期間20年以上の配偶者に対する居住用不動産の贈与等については、持ち戻しが免除されたと推定されます…
改正相続法では、配偶者の権利が強化されています。今回は、その1つである婚姻期間20年以上の配偶者、即ち夫や妻に居住用不動産を贈与や遺贈をすると持ち戻しの…
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自筆証書遺言を法務局で保管してくれるようになります
相続法の改正で遺言については2つ大きな改正がなされました。1つは、前回ご説明した自筆証書遺言の財産目録は自筆で書かなくてもよいということです。も…
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相続法の改正により自筆証書遺言の作成が簡単に
今回は、7月1日から施行されるのではなくもう今年の1月13日に施行されてしまっている改正相続法の話となります。遺言書には、公証役場で作る公正証書遺言と作…
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改正相続法により遺産分割協議が成立しなくても預金が下ろせるようになりました
以前は、預金は金銭債権だから、各相続人は自分の相続分は直接銀行に行って下ろせるというのが最高裁判例でした。ところが、平成28年の最高裁判決以降は預金債権は遺…
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改正相続法により遺留分について大きく変わりました
改正相続法のうち、今回は、遺留分について説明します。遺留分というのは、簡単に言うと、兄弟姉妹以外の相続人に認められる最低限保障される相続分のことです。兄…
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令和元年(2019年)7月1日から改正相続法が施行されます
昨年、相続法が改正され、今年の7月1日から改正相続法が施行されます。即ち、今年の7月1日以降に発生した相続からは、新しい相続法が適用されることになります…
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兄弟に暴力的な者がいても遺産分割調停で解決できる|高島総合法律事務所における実際の解決事例
法律相談私の兄は、暴力的で、遺産を自分が多く取得しようとしています。公平に分けたいのですがどうしたらよいでしょうか。事件受任暴力的で…
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借地権も遺産として相続の対象となり、その分の代償金も請求できる|高島総合法律事務所における実際の解決…
法律相談実家の建物は、借地の上に建っています。姉が、借地は地主に地代は支払わないといけないし建物は古いから、無償で引き取ると言っています。その分の代償金は受…
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長男が実家を相続することを希望するなら代償金を請求できる|高島総合法律事務所における実際の解決事例
法律相談長男が自分が家を継ぐし、親の面倒も見たので、実家の土地建物を相続すると言って遺産を独り占めにしようとしているけれども、妹の私は何も請求ができないので…
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親と同居し介護をしていたことから、土地の使用借権についての特別受益の持ち戻しが免除された|高島総合法…
法律相談相手がほとんどの遺産を相続する内容の遺言書があり、これに対し遺留分の減殺請求をしました。相手が遺言書により相続した遺産の中に依頼者が家を建て…
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医師2人の判断能力があるという診断書があっても、遺言の有効性を争い有利な和解ができた|高島総合法律事…
法律相談依頼者に全部遺産を相続させるという遺言があったけれども、その後にこれまでに書いた遺言書は全て取り消すという遺言が作成されていました。依頼者は…
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相手方が遺言書を隠匿したと認められ相続欠格が認められた|高島総合法律事務所における実際の解決事例
法律相談遺言があったけれども、依頼者が遺贈された物件については相続人間で遺産分割協議がなされ売却され、売却代金を相手方が取得していた。その後、相手方…
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認知症による遺言無効を争いそれを考慮して有利な和解ができた|高島総合法律事務所における実際の解決事例…
法律相談遺言書作成当時に認知症と診断されており、遺言書作成から3か月後の会話からは自分がどこにいるか娘や孫の名前が一致しないなどの状況があったことから遺言の…
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生前の他の相続人による預金の使い込みは返還請求できる|高島総合法律事務所における実際の解決事例
法律相談母親が父の預金を母の預金口座に移していたので父が亡くなったときには、ほとんどの預金が残っていませんでした。母に、返還請求できますか。…
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遺留分減殺請求に対し、特別受益などを主張して減額することができる|高島総合法律事務所における実際の解…
今回の記事では、実際に私が受任し解決に導いた事例を紹介します。法律相談遺言書で遺産を全て遺贈されました。これに対し、相手が遺留分減殺請求をしてきました。…
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遺言書に記載された財産がすでに処分されていたとき相続できるのか?
遺言書に「相続人○○に土地を譲る」と書いてあるのに、相続開始時点ではすでに被相続人のものではなくなっていたということがあります。今回はそのようなケースに…
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相続放棄の取消はできるのか?認められる場合と取消の方法について
「一度相続放棄をしてしまったけれども、その放棄をなかったことにしたい...」この記事はこのように考えている方向けの記事です。相続放棄を取り消すこ…
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被相続人が連帯保証人だったことを熟慮期間が過ぎてから知った場合
今回の記事では、被相続人が亡くなってから時間が経過したのちに、被相続人が連帯保証人だったことを知った場合について、事例を用いながら紹介します。連帯保証の…
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亡くなった親が連帯保証人になっていた場合の借金を相続しない方法
「亡くなった親が実は連帯保証人になっていた」親が亡くなってからこの事実に気づいて慌てるという方は珍しくありません。今回の記事では、連帯保証の重い責任につ…
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相続放棄の手続き|必要書類や申述の流れ・かかる費用について
相続放棄をするには、期限である相続開始を知ったときから3ヶ月以内に手続きをしなければなりません。この3ヶ月という期間、亡くなった後の各種手続きに追われて…
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相続放棄をすべき人はどういう人?デメリットや判断のポイントを紹介
相続放棄とは、被相続人(亡くなった方)のプラスの財産もマイナスの財産も、すべての遺産を受け取らないとする方法です。この記事を読むことで、自分は相続放棄を…
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【記載例付き】相続財産目録の書き方・記入事項と作成すべき理由
財産目録とは、一定時点における所有財産を全て網羅した一覧表です。この記事では、相続財産目録作成においての書き方・記入事項・作成することのメリットについて…
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遺留分減殺請求は誰にすべき?請求の相手方となりうる人を紹介
遺留分減殺請求をする上で重要なことの一つに「遺留分減殺請求の相手方が誰なのか知る」ということがあります。遺留分減殺請求は、遺留分を侵害している相手方に対…
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遺言執行者の権利と義務・いない場合の選任の方法・報酬について
遺言執行者(遺言執行人)とは遺言執行者とは、遺言に記載された内容を実現するために取らなければならない手続きをおこなう人のことです。法律では遺言執行者…
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遺産を独り占めしようとする相続人がいる場合の総取りを防ぐ方法
相続のトラブルにおいて、相続人の一人が遺産を独り占めしようとするトラブルは少なくありません。例えば、父親の遺産を配偶者である母親が全て相続しようとしているという…
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持戻し免除の意思表示がされた生前贈与は遺留分算定に含まれるのか?
生前贈与がある際には通常、持戻しをおこなって相続財産が計算されますが、持戻しを免除することもできます。この持戻しの免除は被相続人の意思表示によって行われ…
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遺留分|前妻の子に遺産を渡さなければならない?少なくする方法は?
遺産相続でよく揉めるケースとしてあるのが、夫に前妻がいるというケースです。前妻には相続権がありませんが、前妻の子供には相続する権利があります。それぞれど…
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遺留分と遺言書|全ての遺産を特定の1人に相続させることはできるのか?
あなたはもしかしたら「すべての財産をあの人にだけ渡したい」そう考えているかもしれませんね。実際に特定の一人にだけすべての財産を相続させたいという問い合わ…